自分の雇用条件を聞きましょう

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自分の雇用条件を聞きましょう

ヘッドハンティングの話が自分に来たらいろいろな感情が一気に湧き上がります。やっと自分のところにも来たかと思う人もいれば、まさか自分に、という人もいるでしょう。
日本人に割と多いのが、今の会社に悪い、などと少しの罪悪感を感じることです。転石苔を生じず、という言葉をネガティブに感じる人も多く、そういった人はマイナスの感情から入ります。そこから徐々に自分の能力や実績が評価されたことに対する嬉しさがじわじわ湧いてきます。
まず最初に知っておくべきは、結論を急ぐ必要はないと言うことです。断る気持ちが強いにせよ、それは話を聞いてからでも遅くはありません。早めの結論を促される場合もありますが、ヘッドハンターやクライアントはその人の能力を高く評価しているわけですから、ヘッドハンティングをするために手を尽くしてきます。少し待ってくれと言われて待たない事は稀です。話をよく聞いて検討したいと言えば、喜んで詳細の説明をしてくれます。
移籍した場合の雇用条件は細かく確認すべきです。休みや給与はもちろん、働く場所や職場の環境、社内の自分の立場、移籍した先が自分に何を求めているのか、また自分の何を高く評価してくれたのかも聞いておくと良いです。家族がいる人の場合は、出張や転勤も気になるところです。移籍先の会社の現場がどうなのか、今後自分にどう影響するのかも詳しく聞いた方が良いです。
ヘッドハンターが自分のところに来る事は、人生の大きな転機となり得ます。慎重な判断が必要です。当然熟考することになるわけですが、このときの経験は、移籍するにせよ今の会社にとどまるにせよ、貴重な経験となります。思い悩むことになるかもしれませんが、前向きに捉えるべきです。ヘッドハンティングの話がなく、キャリアを終える人は多いです。限られた者にだけ訪れる好機をポジティブに楽しむと良いです。
話が来た時、相手はプロなのでこちらの立場や心情を察してくれることが多いです。今の会社にも話が来たことが分かりにくいように、例えば会社への電話の際は別の会社を名乗ったり、差し障りのない時間に携帯電話で連絡を取り合ったりするような配慮してくれるところがほとんどです。ヘッドハンターから話があったことを今の会社に言うという選択肢もありますが、特に最初のうちは話したくないと言う人が多いことを彼らは知っています。
実際ヘッドハンターと会って話をする場合、多くのヘッドハンターはまず、自分の素性が怪しい者では無いということを詳しく説明してくれます。怪しい会社に社内の情報をリークしてしまうことを懸念する人が多く、そこに配慮してまずは自分たちを信用してくださいと話してきます。そこで疑いが晴れなければ話が進まないことを理解しているからです。核心の話は、その後始まります。
自分が欲しがっている会社はどんな会社であるのかの概略の説明をしてくれます。ここで具体的な社名等を上げる事はまずありません。まずは移籍することに興味があるか、その気がまったく無いのかというところを確かめられます。移籍する気が全く無いようならば、話はそこで終わることが多いです。その人でなければ絶対にダメだと言う場合を除き、次の候補者に当たらなければならないからです。
ただし、たとえそこで断るにせよ、丁重な態度で接するようにすべきです。それは相手に対して単純に失礼という理由以外に、今後移籍を検討する時が来ないとも限りません。その時に業界に知り合いがいれば心強い味方になってくれるかもしれません。一度でもヘッドハンティングの話が来たという事実は、その人の評価につながります。転職を優位に進めてくれるポイントになり得ます。
転職を本気で検討するなら、会う前に聞いておくべき内容をまとめておくと良いです。遠慮をしてもしょうがないので聞きたい事はズバズバ聞いて構いません。守秘義務等で答えられない事はヘッドハンターは答えないので、聞けるところは全て聞きましょう。気持ちや思いを聞いた上で依頼先と噛み合うようであれば、さらに話が先に進みます。その場で決められない時は一旦持ち帰らせてくれとその日は終わっても大丈夫です。むしろその場で先に話を進める事の方が少ないです。
もらった話を進めると同時に、自分の市場価値を確かめると言う意味でも他のヘッドハンティング会社に登録をするのも一つの手です。一社から話が来た以上、他にも自分を欲しがるところがあるかもしれません。そしてそちらの方が高く自分を評価してくれる可能性だってあります。転職を考えるなら選択肢は多い方が良いはずです。後々後悔をしないためにも、思い切って行動するのがおすすめです。
ヘッドハンティングの話を経験するだけでも、仕事への自信となり今後につながります。まずは話をよく聞いてみることです。転職するにせよしないにせよ、話を聞く事はマイナスではありません。自分の会社や今の立場、仕事に対する考え方も見つめ直す良い機会になります。前向きに捉えて人生の糧にすると良いです。