ヘッドハンティングからの電話

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ヘッドハンティングからの電話

競争社会の世の中、特に民間企業では優秀な人材確保のために、
よりより学生を新卒で採用しようと各学校の就職課に呼びかけ、
場合によってはセミナーを開催したり、現職者に対しては、転職希望者への
呼びかけてとして、転職フォーラムのような場所でブースを設置し、
そこで採用説明会を開催したりします。

 

企業の人事採用者も戦力となる社員確保のために奔走していますが、
中にはピンポイントで直接、入社交渉を持ちかけるケースがあります。
俗にいう『ヘッドハンティング』です。

 

よくある話では、IT業界ではスゴ腕のエンジニアが小さな会社から、
超大手のIT企業へ転身する際も、大企業の知り合いから誘われた…という
ケースは多々あります。
また、自動車の販売会社でもエリート営業マンは出世街道をひた走るようになりますが、
ここでも外部から目を付けられ、競合他社からお誘いの連絡があったりします。

 

こういうケースでは、そのエリート社員が外部のどこかしらで別会社の人と接触がない限り、
こういった個人の情報は出回らないわけですが、人事担当者はもしこのような有能な人材と出会えば、
悟られないようにあらゆる事を聞きだすことに長けています。
また、共通の顧客から情報提供されて、他業種の企業から突然、
『もしよろしければウチの会社で働きませんか?』というオファーの連絡がくるケースもあります。

 

ここまでくると個人情報の流出という難しい問題に引っかかりかねませんが、
企業の人事課は、そのギリギリのラインを狙って人材確保をしているのかもしれません。
ましてや、ヘッドハントとなれば他所に獲られる前に確保しなければなりませんから。

 

さて、こうしたヘッドハンティングの電話連絡を受けた際、その場で即決する人はまずいないと思います。
聞いたこともない企業や、まったくもって興味のない業界、個人的に嫌いな企業だったりすれば
即座にお断り、でもいいかもしれませんが、自信が少しでも転職を考え、職を変えることに対し
興味を持っている状況でこのような電話がかかってきた場合、どうすればいいでしょうか?

 

まず、その場での電話で、なぜ自分に電話をかけたのかを確認しましょう。

 

一時期、規制緩和により多くの外資系企業が各業界へ参入してきました。
保険会社や流通業界、さまざまな企業が一気に参入したせいで、各企業は
有能な人材確保に手段を選ばなくなってきました。
そんな時代では、そういった企業は手あたり次第、連絡先を知っている人物相手に
片っ端から連絡を取っていました。
優秀かそうでないかは、まず採用してしばらく起用してみてから判断し、
成績が悪かったり、思った以上の成果が挙げられなかった社員に対しては、
厳しい待遇を強いる企業も溢れていました。
いわば『使い捨て』のような感覚で社員を簡単に入れては手放していたわけです。

 

先にも書いた『手あたり次第』の中の一人なのかどうか、それとも、選りすぐって
選ばれた人材として自分に連絡を入れてきたのか、きっとこういう電話がかかってきた際には、
この考えが頭をよぎると思いますので、ここは遠慮なく確認した方がいいと思います。
そして、どうして連絡先が分かったのか、これも真相まで突き止める必要はないと思いますが、
確認の為に聞いておいた方がいいでしょう。

 

また、その会社の大まかな事を質問してみましょう。
年商、支店数、従業員数など、それだけで大体の規模が把握できます。
大きければいいというわけではありませんが、小規模運営も不安になります。

 

また、電話後でもいいので、その会社の詳細をネットを始め、様々な角度から
調べてみましょう。特にネットでは口コミサイトがあるので、弱点があからさまになっている企業だと、
元社員の声による実態が明らかになると思います。
もちろん、溢れた返ったネット社会での情報はどこまでが本当か、信憑性に欠ける部分もありますが、
企業を判断する上で、きっと基準の一つになると思います。
もちろん、企業のホームページを拝見し、主たる業務はもちろん、第二業務的な側面も
確認しておいた方がいいでしょう。
『この会社はこれを販売している会社』という考えから『あ、これもやってるんだ』と自身の知識になります。
これは転職する、しないに関わらず、社会勉強の一つとして見てみましょう。

 

いずれにせよ、自身のところに、何の前触れもなくヘッドハンティングの電話がかかってくるというのは
眉唾モノです。普通に考えればこの上なく怪しいですが、『ヘッドハント=デキる人間を引き抜く』という
感覚で物事を考えると、悪い気はしません。しかし、知らない人からいきなり褒められるのも、
何となく気持ち悪いもの。
失礼ですが、怪しい気持ち、疑う姿勢でその相手を調べても、悪い事ではないと思います。
もちろん、転職する気がないのに詳しい話を聞く必要はありませんが、
少しでもこの話を頂いて『どうしようかな?』と思った場合には、相手をよく調べ、そして、
相手をよく知ることも必要だと言えるでしょう。