競合会社からのヘッドハンティング

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競合会社からのヘッドハンティング

仕事をしていると、ある日突然ヘッドハンティングの電話がかかってくるということがあります。条件も良く、こちら側の希望も最大限尊重してくれるということもあり、その誘いに乗ってみようかと思う一方、それが競合会社からだったという場合に、その誘いを断るのか、それとも受諾するべきなのか、迷うことになります。断る際のマナー、受諾する場合のポイントなどがこの場合には存在します。

 

ヘッドハンティングのケースとしては、才能にほれ込んだ相手方の企業の経営者などからラブコールを送られるケースもあれば、人材紹介会社からヘッドハンティングの誘いを持ちかけられるケースなど様々です。人材紹介会社から誘いの電話、メールが来た場合、そうした誘いが来たこと自体に不安を感じる人もいますが、こうした誘いの電話などは独自のリストや人脈からたどり着いただけのことで、こうした個人情報が横流しされるということはまずありません。なぜなら大事な商売道具であり、引き抜きを成功させるだけでかなりの成功報酬が期待できるからです。それを横流しすることは短期的には良くても、長期的には確実に損をします。こうした電話などで直接転職を促すようなことは言いません。まずは会って話だけ聞いてほしい、コンタクトをとりたい、そういった電話やメールになります。断るにしても、受諾するにしてもまずは会ってみるということが必要です。

 

実際に会うことになった場合、最初は相手の出方を待ち、誘いはありがたいけど会社を辞めたいとは思っていないというスタンスをとることが大事です。こうすることで、断るにしても最初から一貫していると言え、相手に怪しさがあれば断る口実にもできるからです。避けたいのは今の職場の不満をぶちまけることです。ヘッドハンティングを成功させるには、こうした不満が利用される恐れがあり、会社に居づらい空気にさせて引き抜こうとしてきます。受諾する場合でも相手の会社の情報などを提供してもらってからにして、情報をたくさん仕入れた上で決断することが求められます。特に競合会社の場合には慎重な検討が求められます。

 

提案を受諾する場合には年収だけで判断しないことが重要です。転職を促され、年収が下がってしまえばわざわざそうする必要はありません。そのため、ヘッドハンティングでは現職より高い年収を約束し、それをエサにして引き抜きにかかります。そこだけで判断してしまうと、仮に競合会社に引き抜かれた場合、実際は戦力として計算していたわけではなく、単に会社への嫌がらせだったということがあり、仕事内容も大して変わらず、しかも期待値も低いということでその会社にも居にくい状態になる可能性が考えられます。年収だけで判断せず、なぜ自分はそのような誘いが来るようになったのかということや、どの部分で評価をしてもらったのか、仕事内容としてはどのようなことをさせてもらえるのかなど、具体的な部分を徹底的に聞くことが何より大切です。そこがあやふやな場合にはたとえ年収が高くてもその誘いに乗らず、断った方が身のためです。受諾する場合でも、本当に自分は最大限の評価をされているんだということを知った上で受諾することが大切です。

 

競合会社の社長などが直接引き抜きの話を持ちかけた場合も同様です。こちらの場合は、相手の素性はすでに分かっており、仕事も複数回していることがほとんどです。まずは会ってみたいという話を持ちかけられ、食事などをしている最中に切り出されるというのが自然な流れで、ここの段階で即断即決する人はかなり限られています。断るにしても受諾するにしても、まずは時間を置くことが大切で、相談しても家族などの身の回りの人に限定し、職場の人には相談しないことが賢明です。引き抜きが確実になってからでないと、早とちりの可能性も捨てきれず、その場合には今の会社に居づらくなってしまいます。具体的な評価、相手方の実情など細かな話が色々出てくるため、なかなか素性を出そうとしない人材紹介会社からの接触とは違い、決断はしやすくなっています。だからこそ、慎重に決めていく必要があります。

 

ヘッドハンティングを受けた場合にどうすればいいのかというのは、一番無難なのは転職サイトのスタッフに相談するということです。転職サイトのスタッフからすればこうした話は至る所で起きている話であり、どのような対応をすればいいのか、そのスタッフも熟知しています。その際にこの部分に注意をした方がいいというアドバイスを受けることができれば、実際に会ったときに相手のペースに巻き込まれるということがありません。サラリーマンとして働く上でこうしたことを経験できる人というのはかなり限られています。ゆえにどう対応していいか分からない人がほとんどです。まずはその人たちに会ってみて、話を聞いてから断るか受諾するかを決めることが基本中の基本といえます。